はじめに
最近、メルカリで出品や更新をするときに「画像は自分で撮影・作成しました」というチェックが表示されることがあります。
結論からいうと、ルール自体は以前からあったものです。チェックが表示された=新しい禁止事項が追加された、というわけではありません。ただ、メルカリ側の周知やチェックが以前より強化されてきている、というのが今の状況です。
この記事では、
- メルカリ公式が発表している商品画像のルール
- 実際に出品してみて気づいたチェックの中身
- 公式サイトなどのモデル着画が使えない中で、商品画像をどう撮ればいいか
という流れで、実体験も交えながらまとめていきます。
メルカリ公式が発表している「商品名」「商品画像」のルール
メルカリの公式お知らせサイト「メルカリびより」で、出品時の商品名・商品画像の使用について注意を促す記事が公開されています。

内容をざっくりまとめると、ポイントは3つです。
- メーカー公式サイトやSNSの画像を無断で使わない 自分で撮影した写真を使うのが基本で、公式サイトや他人のSNSから画像を転載・加工して使うのはNG。
- 特定のブランドを連想させる表現を使わない 「〇〇風」「〇〇タイプ」「〇〇のような柄」といった表現は、たとえ本物のブランド名を書いていなくても商標権侵害になる可能性があるとのこと。
- 一般名称に見えて、実は登録商標になっている商品名に注意する 普段何気なく使っている名前が、実は特定の会社の登録商標というケースもあります。迷ったときは特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で確認できるそうです。
このあたりの「知的財産権」の考え方や、「そもそもモデル着画って本当に使ってはいけないの?」という点については、こちらの記事で実際の事例を交えて詳しく解説しています。

実際に出品してみて気づいたチェックの中身
実際に表示されるチェック項目です↓

ここからは私が実際に出品する中で気づいたことです。
2026年9月時点で私が実際に出品して確認できた範囲では「画像は自分で撮影・作成しました」というチェックが表示されるのは、以下のブランド系統でした。
- ベイクルーズ系
- ユナイテッドアローズ系
- アーバンリサーチ系
※あくまで私の出品環境で確認できた範囲です。メルカリがこの3系統を対象ブランドとして公式に指定している、という意味ではありません。
一方で、これ以外のブランドではまだチェックが表示されないケースも多く、今のところ全ブランド一律で表示されているわけではなさそうです。
ただし、ここは誤解しないでいただきたいポイントなのですが、チェックが表示されるかどうかと、ルールが適用されるかどうかは別の話です。チェックが出ないブランドだからといって公式画像を使っていいわけではなく、上で紹介したルール自体はすべてのブランドに共通して当てはまります。
今後、表示される対象ブランドが広がっていく可能性も十分にあります。「今は出ないから大丈夫」ではなく、どのブランドを扱う場合でも自分で撮った写真を使う、という意識で出品するのが安全です。
公式サイトなどのモデル着画が使えないなら、商品画像はどう撮る?
とはいえ「着画がないと売れ行きが心配…」という方も多いはず。モデル着画の代わりになる撮り方はいくつかあるので、それぞれのメリットを紹介します。私がメルカリでアパレル出品を見てきた中では、体感として、多く使われている順に並べるとこんな感じです。
平置き
特別な道具がいらず、誰でもすぐに始められるのが平置きです。Aラインなど服の形の魅力や、柄・素材感をきれいに伝えるのにも向いています。まず最初に取り入れやすい方法といえます。
ただ、フローリングや畳に直接置いて撮ると、見る人によっては衛生面が気になってしまい、それだけで一気に素人っぽい印象になってしまうことも。白いラグなどを敷いた上で撮影するのがおすすめです。背景がすっきりするので、商品もより魅力的に見えます。
ハンガー吊るし
ハンガーさえあれば始められる手軽さがありつつ、平置きよりも少しシルエットが伝わりやすいのがハンガー吊るしです。平置きとトルソーの中間くらいの立ち位置で、実践している人も多い印象です。
このとき使うハンガーにもひと工夫あって、普通のハンガーよりも「なで肩ハンガー」を使っている人が多い印象です。肩のラインが自然に出るので、仕上がりがぐっときれいに見えます。
トルソー着画
一番着用イメージが伝わりやすいのがトルソーですが、その分道具を用意する必要があり、他の2つに比べるとややハードルが高い方法かもしれません。
撮影に必要な道具の選び方や費用感については、こちらの記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。

私自身のやり方:トルソー+平置きの二刀流
ちなみに私は、トルソーに着せた画像と、白ラグの上に平置きした画像の両方を載せるようにしています。
理由はシンプルで、実際に着たときのイメージやシルエットはトルソーが一番わかりやすい一方、Aラインのような形の魅力を伝えるには平置きの方が強いと感じているからです。着た感じをイメージしやすい写真と、商品そのものを魅力的に見せる写真、両方載せることでどちらの良さも補えると思って続けています。
ただ、これはあくまで私のやり方であって、必ずしも両方やる必要はありません。平置きだけ、ハンガーだけでも十分伝わる商品もあるので、自分の商品や手間のかけられる範囲に合わせて選んでもらえればと思います。
撮影のコツ①:できるだけ自然光を使う
商品を撮るときは、できるだけ自然光の下で撮るようにしています。照明の種類によっては色味が変わって見えることがありますが、自然光を使うと光による色味の偏りを抑えやすく、商品の色や質感を自然に見せやすくなります。
ただ、直射日光が当たる場所だと影が強く出てしまうこともあるので、私は窓から入る光をそのまま当てるというより、明るい窓際で撮影するようにしています。
天気や時間帯によって光の強さも変わるので、「自然光なら必ずきれいに撮れる」というわけではありません。実際に撮った写真を確認しながら、商品が実物に近い色味で写る場所を探すのがポイントです。
撮影のコツ②:影の補正はAIをうまく使う、ただしやりすぎ注意
自然光で撮っていても、光の当たり具合でどうしても不自然な影ができてしまうことがあります。そういうときは、ChatGPTなどの生成AIで軽く整えてもらうこともあります。
生成AIで補正するときに意識しているのは、「写真をきれいにすること」と「実物以上によく見せること」は別、ということです。
たとえば、背景にできた影を少し薄くしたり、全体の明るさを調整したりする程度なら、商品の状態を伝えるうえで大きな問題にはなりにくいと思います。
一方で、シワを不自然に消したり、実際にはない質感を加えたり、色味を大きく変えたりするような加工は避けています。
もちろん、汚れや傷など、購入判断に関わる部分をAIで消すのもNGです。実物とのギャップが原因で、クレームや返品につながる可能性があるためです。
あくまで「撮影時の光の影響を少し整える」くらいの感覚で、実物を見たときと大きく印象が変わらない範囲にとどめるようにしています。
ちなみに、メルカリのアプリ自体にも簡単な補正機能は搭載されています。出品画面で「明るさ」「彩度」「切り抜き」などをその場で調整できるほか、AIが商品の輪郭を認識して背景だけを自然にぼかしてくれる「背景ぼかし機能」も追加されています。ちょっとした明るさ調整くらいならこれだけでも十分ですが、影をきれいに整えたり色味を細かく調整したりしたいときは、外部の生成AIやアプリを使う方が仕上がりの自由度は高い印象です。
まとめ
メルカリの出品チェックは、ルールが急に厳しくなったというより、もともとあったルールの周知・チェックが強化されてきている、というのが実態に近いと感じます。
チェックが表示されるブランドはまだ一部ですが、ルール自体はすべてのブランドに共通するものです。モデル着画に頼らなくても、平置き・ハンガー・トルソーといった方法を自分に合った形で使えば、商品の魅力は十分に伝えられます。
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